補償が重複すると保険料の無駄

生命保険や医療保険は複数の保険会社に入れば保険事故が起きたときそれぞれから給付を受けられます。つまり重複して加入したとしてもその分給付はたくさんもらえるので損にならないかもしれません。一方損害保険は損害を補償する目的で加入するので複数の保険会社で加入しても損が補償されれば他の保険会社からは給付が受けられません。自動車保険においても複数の保険会社で加入してもそれぞれから受けられるわけではないので注意が必要です。さらに同じような補償が受けられる特約をいくつもつけていると無駄が発生する可能性があります。搭乗者の治療費を補償するものにおいて重複して加入していると、一方からしか出ないときがあり重複分の保険料は無駄になるでしょう。

損害賠償補償は無制限で不足させない

自賠責では対人損害賠償が補償され、任意保険は自賠責で足りない分を補完できます。多くの人が加入するのが対人損害賠償の追加補償と対物損害賠償になるでしょうが、これらは補償金額の上限を決めて加入もできますし決めずに無制限にして加入もできます。上限を設けておくと保険料は多少安くなるものの多額の損害賠償が必要になった時に不足するかもしれません。無制限であれば損害賠償に必要な補償をすべて行ってもらえるので不足が生じたりはしません。車両保険など自分自身に関わる部分で補償が不足しても構いませんが、相手に対して損害賠償が不足すると相手にも自分にも良くありませんから注意が必要です。対人損害賠償も対物障害賠償も無制限で加入するのが基本と言えるでしょう。